"昭和68年心をこの場所へ残す"

braqkotoneボーカルろきです。カオスな日常と育児と哲学と時々バンド

いっきなり次男(3人目)がエクストリーム爆誕

はあ、更新だいぶ遅くなった。次男の出産予定日は7/1だったが、6/20 いきなり帝王切開を余儀なくされ爆誕した話。夫目線で簡潔に書く

 関連

過去の長男と長女の出産の時のも良かったらこっちも見てくださいね。

この際なんで昔のブログからはてなブログ用に移植しました。

 長男、長女爆誕物語はこちら↓

braqkotonevo.hatenablog.com

 

 

 本題

 

6/19 この日は僕、仕事中で夜7時に会社に電話がはいる。しかし電話取れず。

何やらやばい雰囲気、、、折り返し電話するとなんか妻苦しそう。

 

16:30から陣痛が始まり、良い張りは来るのだけど、痛みはあまり無いんだとか。さすがに3人目だから陣痛慣れたのかな?とか思うレベル。

「3人目だから」という何か目に見えない圧力もあり、余裕を頑張って見せる様な妻。

 

 

20:00に病院に到着。妻はお腹すいてるだろうなーとか思い、気を利かせ途中のコンビニでサンドイッチとクリームパンを購入。しかし病院外来前、奇特な不安にかられる。想像してほしい。妻は今陣痛室。

陣痛室でサンドイッチ(ツナ)を展開した後パワーバイオレンスでパーティハードなサンドイッチ臭が陣痛室に充満し妻始め他の妊婦さんが其の匂いをかいだらどうなるか、完全に陣痛室内のアロマの匂いとサンドイッチマンが混ざり合い織りなす異常ブルータルなハーモニーでヤギの肉球みたいな匂いに変わり全パートシンガロング不可避であろう。

 

そこで夫は非常に苦しい選択に迫られる。

なんと守衛さんの影で、いったん身を潜め妻の為を想い厳格な表情でサンドウィッチガン食い。真顔。おいしい。

守衛さんに怪しまれながらサンドイッチを完食し、ピットイン(今思えばなにもあのタイミングで食う必要はなかった。持ってって封開けなければいいだけじゃん)

 

20:00 陣痛室到着 なぜか看護師さんに土足で入るよう指示され、土足で入ったら案の定中の助産婦さんにスリッパに履き替えてこいやと叱られ涙目(異常) 

そして妻と妻母以外に誰もいない。

5分おきにしっかり張りは来るものの、まだ陣痛!!て感じの痛みはないらしい。

ンでやはり、妻はろくにご飯も食べずにここまで至るためお腹が空いてるらしい。まさかの妻の一言

「サンドイッチか何か、、買って来てくれない?」

「え、サンドイッチなら買ったんだけどガン食いしちゃった」

非常に悲しい顔をされる。

妻、残されたクリームパンやけ食い。甘味成分で気持ち悪さが増す。

 

22時頃 

陣痛は五分おきにしっかり来るが未だに進展なし

 

 6/20

0:30の内診では子宮口未だ1センチ、、、。(痛みに耐え続け子宮口が10センチまで開かないと、分娩は出来ない)

進展が無い為、妻の母、一旦帰宅。

 

深夜1:30

妻氏、未だになんとも言えない微妙な陣痛に苦しむ。そしてサンドイッチマンへの思いが未だに忘れられず、どうしてもお腹が空いてしまう。僕もサンドイッチマンさんに裏切られた事を忘れたわけではなく、サンドイッチマンさんに対し憤りを感じていた(実際のサンドイッチマンさんは無関係ですすみません)

「待ってろ、今買って来る!」そういうと僕はいてもたってもいられずコンビニにスライディングにて入店成功

今度はもはや匂いが織り成すパーティーハード状態なんか気にしてる場合ではない!

「コンビニ店員さん!カツ丼ひとつ!とびっきりのやつ頼むう!ホッカホッカのモッフモフでホンワカパッパホンワカパッパしてくれよな!レンチンで1500Wで100分頼んだぜ!(異常)」無事かつ丼ゲット。そのまま車に乗ることも忘れスライディングのみで病院まで帰還

 

深夜2時、陣痛きてから既に約10時間。

妻カツ丼を無事食べ体力回復。途端に破水っぽい感じがしたとの事、そして迫り来る知的で激烈なポリリズム陣痛の応酬!!その間隔まさに4分置き!あの時サンドイッチを食べてればもっと早かった!すまん!

ここで更にエコーで赤ちゃんの状態をハードチェック👶⚡️

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右の赤い字のやつがお腹の張りを数値で表したもの。70くらいですでに激痛らしく、妻は既に表示マックス。4分置きにこれ。にもかかわらず耐えられるレベルらしい。1人目、2人目の時はあまりの激痛に叫んでたくらいだったのに。何かおかしい、、、。赤ちゃんの脈拍がずっと低いのもおかしい、、、。赤ちゃんが寝てるかもしれないとの事で、びー!ってなる機械をお腹に当て起こそうとするも、効果なし。

看護師さん「寝ボすけさんなのかな?」

これでまじでタダの寝ボすけさんだったら人生最初の「誕生」で寝坊とかただの神の申し子

 

しかし原因がわからずとりあえずまた頑張る事に。

 

陣痛の合間に睡眠を繰り返すがなかなか寝れず。室内に鳴り響くオルゴール音源がリピート、リピート。また一曲目へ。CDの回転と焦りだけが延々と渦巻く。

 

いてもたってもいられず、頑張って歩いたり、お腹をさすったりポンポンして寝ボすけを起こそうとする。陣痛の間、赤ちゃんも相当辛いはずなのに寝てるとかあり得るのか?と更に不安になり始める(フラグ)

 

 

.....。

そうだ、体操で出産を誘発しよう!妻と僕はあるものを見つける。

 !?

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お!なんか体操マットあるし、体操の仕方も書いてあるやんけ!このマット見ながら体操すれば赤ちゃんですぐ出てくるんやろなあ

 

!!!???

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!!!!モーションが変態すぎる!!!!!

僕「これやばいぞ!!何番だとできそう?7番逆に胎児戻らない?」妻「こんなん無理だwwスポーツ用の絵だからこれ」僕「いや妊婦用でしょう!陣痛室にあるのだから!できそうなモーションからやってこうか!」妻「ぐえぇえ!」

なんだかんだ相談したがどれもこれも母体めっちゃダメージうけそうなんで断念。

 

 時刻は午前5時。陣痛が一般間隔のときもあるが、なぜか赤ちゃんが降りてこない、、、。

んでちょっとしたマイナートラブルで、感染症にかかる恐れがあるため、抗生剤の点滴を実施、、、。

 

なんだかまだまだ出てくる気配がなくなり、とりあえず僕も帰宅し仕事にいく準備やら仮眠やらをしていた。ここからが超急展開

 

6/20 午前10時〜12時 陣痛開始から約20時間

内診、今までと違う先生が診てくださり、衝撃の事実。へその緒が二重にも首に巻きついており完全に首が絡まり降りてこないとの事。稀にある事らしいが、赤ちゃんの脈がどんどん危うくなってきた為、急遽帝王切開へ、、!てかほんと担当主治医マジでしっかりしてくれよ!他の先生見たら一発でわかるとか。2月にもこの主治医の判断が雑で、判断が遅れてしまい他の町医者を転々とし、感染症が発覚し妻入院して生死彷徨ったからね!今回も気づけなかったら大事故だぞ。ガチで一回ところてん鼻から吸って口から出たらまた鼻に入ってしまうなどして鼻口間で無限にところてんループしてて欲しい!!!

 

 

わなわなと再度病院へ到着する僕。さすが、妻の母はもう来ている。

有能なほうの先生に即行で帝王切開に対する同意書にサインを求められ記入。

 

「同意サインもらったぞ!はやく手術室へ!旦那さんとお母さんは待機しててね!」

 

一同ガクブル。妻、恐怖と強烈な陣痛に白目。皮肉にも最大の陣痛が来ており、赤ちゃんが下がってきている。頑張って出ようとしているのだ。激痛と尋常じゃないお腹の違和感の中、腹を切られる羽目になる。

手術室までの搬送、刹那のお見送り。頑張ってとしか言えず、妻は涙目ながらもしっかりうなずく。

 

 

ここからはパパは無能真顔待機中だった為妻の証言によるお話になる。

 

なんか手術室へ運ばれ、麻酔の準備に。絶えず迫り来る豪的な陣痛はピークになりはじめ激痛。普通ならイキめるレベル。そんな中麻酔をするとの事でいきなり海老になれと命令される。

看護師さん「海老の格好(丸まる)をしながら麻酔をしないと赤ちゃんが危険なんです!ほら!お母さんエビになって🦐!!」

 

妻「う、うぅぐぇええ!陣痛が来ててエビになれません🦐!」

 

看護師さん「そんなエビでは麻酔できませんよ!まだまだザリガニじゃないですかエビの天ぷらとエビの素揚げ、どっちが好きなんですか!!!」

 

妻「て、てんぷらぁあ・・・」ポロポロ

 

超痛い陣痛の中エビになれと言われても物理的になれない妻。んで無理やり身体を押され強制エビに、、、んで下半身麻酔。ちくぅ!!ぐぇええ!!!

 

 

妻、さっきまでの陣痛の間隔がなくなり、赤ちゃんとの疎通ができなくなりガチパニックになる。気分も悪くなり何度も吐いたとの事。

 

首から下の間隔がないままお腹を切られる。

 

ここでストゥーデントドクター(臨床研修医)登場。

先生も結構ドスの効いたジョークを飛ばすのが好きな方でかなり煽られる。

(同意書の記入の時もわざとめっちゃ怖いこと言われた笑)

 

研修医「はぇー。人の身体の中ってこうなってたんすね」

 

先生「ほら!ここが膀胱だぞお!わかるか?これ傷つけたらヤバイんだわwwwちなみにこれをこうして、こっちの方切ったらどうなると思う?」

 

研修医「患者さんがやばくなると思います!」

 

先生「そうなんだよここはヤバイんだ。これ傷つけないようにこっち切れって言われたらできそうか?なんなら今でデビューしてみるか?wwww」

 

研修医「ひえーwwwちょっと勘弁してください先生ww」

 

先生「だよなwww冗談だよ冗談w膀胱生で見たのも初めてらしいもんな君!!今回は私がやるからずっと見ててエクレアw」

 

 

恐怖。

 

そして1時20分。ママは海老な為いきめないので、男性医師があばらあたりを全力でガン押し&ハードプッシュ。あばら折れるレベルで。力こそパワーである。んで物の30分で切開し赤子取り上げ!しっかり産声もあげたらしい!

3000g超えの元気な男の子でした。

 

辛いのはその後の麻酔が切れるまでの気持ち悪さと、麻酔が切れてからの後陣痛。赤ちゃんも抱けず、傷口と相まって激痛がずっと続く。

正直帝王切開がこんなにも辛いとは思わなかった。

退院まで10日。その間母親なしで長男、長女もよく耐えた。

 

あとがき

 本当にみんな頑張ったよ。夫は相変わらず無力でしたが、これから長い時間をかけて同じ分だけの熱量で愛情を3人の子供達に注いで行きたい所存であります。

これから3人の子供たちには、まず知的好奇心を大事にほしい。表面的な理解ではなくて、物事を深く理解してほしいって事。勉強でも音楽でもファッションでも、キャラクターでも、オカルトでもいい。興味を持ったらルーツや原理を探求する気持ちを持ってほしい。
なぜかというと自分の人格を作ったのがオカルトとゲームと激情ハードコアという音楽だからだ(ただよう低脳感w)

自分が正しい人間なのかは分からないが、何が自分を形成するのかわからないからこそ、世の中の全ての事情に意味があることをよく考え、見出し、やがてその応用で人の優しさと怖さに興味を持ち、相手側に立てるようになり、コミュニケーション力を鍛える事でDQNや低能をうまくかわし、穏やかに生きてほしい。


そしてそういう感性を育てるのには親の愛情が全てなのだと思う。できる限り、子供の「なぜ」に全力で寄り添っていきたい。

妻には感謝の意以外の感情が見当たらない。心からありがとうです。